朝青龍&琴光喜から八百長聴取の可能性も

大相撲の八百長問題の解明を目指す特別調査委員会は、2月11日、昨年2010年の2月に引退した元横綱・朝青龍、昨年7月に野球賭博で解雇された元大関・琴光喜ら、すでに協会員でなくなった元力士らからも事情聴取する可能性に言及したそうです。
特別調査委の望月浩一郎委員(弁護士)は「協会員への聴取を優先的に進めているが、将来的に(協会OBから)聴取する可能性はゼロではない」と話したということです。

それは、そのとおり、元力士から話を聞くのは重要ですよね。

現在、進めている調査の過程でOBの名前が浮上した場合を想定してのもので、その場合に朝青龍や琴光喜らが聴取に応じるかどうかは不明です。
いずれにしても調査対象は大幅に広がることになりますね。

特別調査委はこの日も都内のホテルで大関・日馬富士、幕内・安美錦ら14人から聞き取り調査を行い、この日までの4日間で70人の聴取を完了しました。現段階では八百長に関与したと判断すべき事例は出ていないということです。

また、特別調査委は前日の10日までは昨年初場所から今年初場所までに十両以上を経験している協会員の76人を対象に聴取すると発表していたが、この日になって2009年九州場所で十両だった現幕下の琴禮と大翔湖も含めた78人を聴取対象にしていると訂正しました。2月12日には、残りの関取経験者5人と佐ノ山親方(元大関・千代大海)、立川親方(元関脇・土佐ノ海)関ノ戸親方(元小結・岩木山)の計8人から事情聴取し、全78人からの聴取を完了する予定です。

朝青龍や琴光喜の名前が出るような事態に発展するのかどうかですが、私は「これぐらいで済ませてしまおう」という意識が働き、これ以上広い調査はしないのだろうと想像します。
「昔から八百長ばかりを見ていたのか」と思われたら(わかったら、相撲は終わってしまうかも知れませんから)。

八百長への関与を認め、または関与が認定された十両・千代白鵬ら4人に対する給与などの支払いを一転、取りやめる可能性が出てきたということですが、これは、当たり前ですね。

Sponsored Link
中山琢也の「放置所得の法則」